2020年度長野県トレセンスタッフ実技研修U-12

2020年度長野県トレセンスタッフ実技研修U-12
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バタコーチです。

2020年度長野県トレセンスタッフ実技研修U-12へ参加しました。トレセン活動に参加するスタッフを対象とした年度始めに例年行われるものですが、今年はコロナの影響でこの時期の開催となりました。

テーマは以下の4つです。
・ゴールを奪う
・ボールを奪う
・ゴールを目指す
・ゴールを目指す(崩し)

その上で前提として、
・動きながらのテクニック
・攻守に関わり続ける個人戦術
更に
・局面を打開できる力(OnでもOffでも、特に個人で)
が求められています。

実技研修では上記4つのテーマについて、木村康彦(JFA)と遠藤善主さん(JFA)にご指導いただき、トレセンスタッフと伊那北高校サッカー部の選手たちが指導実績を受けました。
トレーニングのオーガナイズについては公開できませんが、ポイントとしてはテーマがゴールとボールに焦点が当たっており、サッカーの原点に回帰している印象です。これまであったテクニックや戦術面のテーマは下位トレセンで習得していることが前提となり、更に一歩踏み込んだ段階に入ったと感じました。以前はU-12で習得していたことがU-11で習得しているのが当たり前の状況になってきているということだと思います。では諏訪トレセンが全体的にレベルアップできているかと言えば、そうとは言えない状況だと感じていますので、地域全体のレベルアップを図れるように活動していきたいと思いました。

最後に研修の中でメモした内容をメモします。
・トレーニングは選手のレベルに合わせることが大事。
・ゴールをテーマにしたトレーニングは、アタッキングサードの局面になるので、まず自分でシュートを打つイメージを持つ
アップでやったプレーが、その後のトレーニングの中で出てくること
・サーバ役は、いきなりボールを出すのではなく、動きを付けて(ワンドリブル入れるなど)出せば、受ける側はタイミングを取りやすい
・3対3では幅を取り過ぎるとコンビネーションを発揮できないので、適切な距離を考える必要がある
・1対1でボールを奪うときには、足や上体だけを入れるのではなく体軸を入れる
・ボールを奪う意識として、相手のファーストタッチにできるだけ寄せる。ただし寄せすぎてかわされることにも注意する。
・ボールを見てマークを見ない選手や少しだけ追ってすぐにプレッシャーを緩める選手が多い
・3対3ではマンツーマンになりがちだが、相手が隙を見せたら2ndDFが奪いきるなどカバーの動きにも注意を向ける
・オフザボールの駆け引きでの1対1にも負けない
・攻撃時にオフザボールでの準備。パスを受けたときにダイレクトで繋ぐ意識がないとダイレクトパスは繋がらない。安全にトラップする意識で待っていてダイレクトで返すことは難しいが、ダイレクトを意識してトラップに選択を変えることは可能。
・バックパスで素早く逆サイドへ展開することで、攻撃の糸口をつかむことができる。バックパスを安全にトラップしてからパス、ということをしていると相手のカバーが間に合ってしまって、またバックパスに逃げることを繰り返すことになる。
長い距離のパスを強く正確に蹴ることができることが前提となる。
・攻撃時にオフの選手の意識として、ボールに近い選手がパスを受けるために動く。次に別のオフの選手が空いたスペースを使う。これを繰り返す。むやみに動けば良いものではない。

以上です。
では