高校野球、大船渡の佐々木投手の登板回避について
バタコーチです。
今日は野球の話題から、非常に心に響いたことがありました。全国高校野球岩手県大会の決勝で、最速163kmを記録した大船渡の佐々木投手を登板回避した件です。結果としては大差で敗れて甲子園出場を逃したことが大きく記事になっています。
野球ファンとしては、甲子園で活躍する姿を見たかったということで登板させてほしかったという声が上がるのは当然だと思いますが、指導者の立場だったらどうでしょうか。
佐々木投手は前日の準決勝でも投げており、疲労が抜けていない状態だったようです。冷静に考えれば登板回避は当然なのですが、この判断ができない指導者が多くいると感じています。その理由は様々だと思いますが、多くは周りの声の大きさのせいではないでしょうか。選手本人とほとんど関わらないファンが、選手を見たい気持ちで声を上げるのは構わないと思いますが、学校関係者(特に人事権を持っている人)や保護者、連盟組織のお偉いさん達やマスコミが選手の将来を見越した発言をできているかが大きいと思います。この周りの声が指導者の判断を鈍らせる(負ければクビとか言われれば・・・)ので、指導者が選手の将来を考えて、眼前の試合の勝敗以上に選手の健康を慮り絶対的エースを登板回避することはすごく勇気がいることだったと思います。私も預かっている選手の将来のために最善の判断ができる素晴らしい指導者を目指していきます。
大船渡の国保監督に拍手を送りたい
また、佐々木投手の今後の活躍を期待したいと思います。
では
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