松本山雅3年生2次セレクションを見学しました

松本山雅3年生2次セレクションを見学しました
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松本山雅3年生1次セレクションを見学しました

バタコーチです。

先日の1次セレクションに続き、松本山雅の3年生を対象とした2次セレクションを見学しました。
セレクションは次のような内容でした。

参加選手は36名。1次のときに60名でしたので6割の選手が残ったことになります。1次セレクションでは最低限のレベルに達していないと判断された選手が落とされたのだと推測されます。2次セレクションでは多くの山雅ユニフォームで揃えてきている選手がいました。恐らくスクール生だと思われます。すでに山雅スタッフの指導を受けてきている選手たちが多くいることから、他チームの選手はよりアピールをする必要があると感じました。
尚、スタッフの人数は26名で、1次セレクションよりも増えていました。36名の選手に対して26名が選考するのですからスゴイの一言ですね。

次にメニューですが、
①鬼ごっこ
ペナルティエリア内でコーチも入って鬼ごっこ。大きな声で「カメ」と言っていたので、何か特殊なルールがあったと思われます。1次セレクションと同様に、動きと声出しがウォーミングアップの基本だと感じました。

②ドルブル
ペナルティエリア内でドリブル
・フリー
・トゥタップ
・利き足だけ
・逆足だけ
・人と人の間を抜ける
ぶつからないように周囲を確認しながらドリブルをするというベーシックなトレーニングをウォーミングアップに取り入れていました。

③リフティング
30Mの距離をリフティングで歩くという1次セレクションでも行っていたメニューです。前回はスタッフがチェックしている様子がありましたが、今回はノーチェックでした。リフティングによる選考は前回で終わっていて、今回は純粋なウォーミングアップだったと思われます。つまりリフティングが全くできない選手は2次まで残れないが、見た感じですと30回程度のリフティングができるようであれば大丈夫そうだと感じました。

④ミニコートで2対2
10M×8Mくらいのコートでミニゴールを用意。コーチが配球してスタート。攻撃はゴールを決めるかゴールラインをドリブル通過すれば得点。というルールのようでした。コーチからの声かけを聞くと
「ボールを持っていない選手はどうする?」という攻撃時のオフの動きに対するコーチング
「どこへ運んだら良い?」という運ぶドリブルへの意識
「やめない」という攻守の切り替えなど、常に動くこと
このあたりのコーチングに、求めている選手像が見えてきました。

⑤ゲーム5対5
30M×20Mくらいのコートで通常のゲーム。ここでの声かけでは
「失点はいいから」「前向きにチャレンジ」というゴールを守ることより攻撃という意識
「他の選手がどうやって関わろう」という攻撃時のオフの選手の関わり
「相手の選手の後ろに隠れない」というパスを受けるためのポジショニング
このようなコーチングがありました。やはり攻撃時の内容を求めているように感じます。

⑥30M走
スタート直後/5M地点/20M地点くらいの3か所にセンサーを置いてダッシュしていました。恐らく各地点でのスピードを計測していたと思われます。初速(アジリティ)とトップスピード、スピードの維持が求められているようです。

低学年の選手には攻撃に必要な技術や意識を徹底することが必要であると感じました。小さな選手にも有効な練習メニューを考えていきたいと思います。

では