松本山雅3年生1次セレクションを見学しました
バタコーチです。
先日実施された松本山雅の、3年生を対象とした1次セレクションを見学しました。今年は2年生も対象としたものになっていました。
私がセレクションを見学した理由ですが、ちの宮川FCでは低学年を指導していることから、Jクラブがどのような視点で選手を見ているのか、3年生の時点でどのような育成がされてきていることを期待しているのかを知りたいと思ったからです。今回はセレクションの内容と感じたことを書きたいと思います。
セレクションは次のような内容でした。
参加選手60名に対し松本山雅スタッフ人数15名。選手4人あたり1名のスタッフがチェックできる体制です。これはとても優秀だと思います。私もトレセンの選考をするのですが、同時に10名くらいを同時に見ることになっていてとても難しいと感じています。限られた時間で参加者をキチンと見ていることが分かりました。
次にメニューですが、
①コーンを使った陣地取りゲーム
これに対してはスタッフもチェックしていないようでしたので、ただのウォーミングアップだと思います。このメニューでは大きな声を出す要素が含まれていてとても良いと思いましたので、是非自分もウォーミングアップで声出しの要素を入れていきたいと思いました。
②リフティング
30M 位の距離をリフティングで歩いて進むものです。この年代の選手にはクリアは難しかったかと思います。しかしそのためにできる選手は集団から抜けてくるので浮き彫りになり、ボールタッチの感覚ができている選手の洗い出しがやりやすいと感じました。観た感じでこの子は上手いなという選手は2,3名だけでした。
③1対1
対面の選手にパスを出して1対1を行い、素早く抜き去ることを目標にやっていました。このメニューではファーストタッチがコントロールできることが大前提で、その上で1対1に勝てることが求めらていると感じました。
④ゲーム
ゲームはGKありの5対5で、20M×40M程度のサイズでの試合でした。1コートあたり3,4人がチェックして4コートで同時に試合を行っていました。ルールは「キックイン」「オフサイドなし」「7分1本」というもので、ゲーム中にスタッフが行ったコーチングとしてはこのようなものでした。
・止まっていたらパスをもらえるかな?という攻撃側のオフの選手への声掛け
・ボールはどこにある?という全体への観ることへの意識
・ゴールに直結するスルーパスに対するナイスパスという褒め言葉
・ボール保持者がパスコースを見つけられないときの止まっていたらパスをもらえるかな?
以上の内容と、1次セレクションということを考えると、「ボールタッチ(2タッチ目には自由にドリブルが開始できる)」「1対1に勝てる強さ(技術や速さ)」「オフ時の観る意識(スペースへの意識)」「ゴールへの意識」このあたりができていることが大前提であると感じました。
とても有意義でしたので、できれば次回の2次セレクションも見学したいですね。また今回感じたことを選手にも還元していければと思います。
では
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