長野県トレセンU-12 地区対抗戦

長野県トレセンU-12 地区対抗戦
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バタコーチです。

11月14日、15日の2日間に渡って、長野県筑北村サッカー場にて長野県トレセンU-12地区対抗戦にスタッフとして参加しましたので記載します。

大会の目的

・12/5に開催される北信越ナショナルトレセンに参加する12名を選抜する
・長野県トレセンU-12のメンバーを選出する

大会のレギュレーション

・参加6チームでの2回ずつの総当たり戦(8人制)
⇒3ピリオド(10分×3)
・試合の勝ち点/ゴールやPK戦での勝ち点などで、合計勝ち点を競う
・参加チーム(各地区選抜は選手権での視察にて選考)
⇒松本山雅U-12
⇒長野県トレセン選抜(昨年の県トレセンメンバー)
⇒北信地区のブロックトレセン選抜
⇒東信地区のブロックトレセン選抜
⇒中信地区のブロックトレセン選抜
⇒南信地区のブロックトレセン選抜

結果

1位:松本山雅(勝ち点:985)
2位:長野県トレセン選抜(勝ち点:960)
3位:南信地区トレセン(勝ち点:385)
4位:北信地区トレセン(勝ち点:235)
5位:東信地区トレセン(勝ち点:230)
6位:中信地区トレセン(勝ち点:205)

※北信地区は、14日に県独自のコロナ警戒レベルがレベル4まで上がったことを受け15日は不参加だった。でも4位。

指導のポイント

目指すサッカー

・攻守に主導権を握るサッカー
・個人戦術のもとに、観て/判断して/実行する
・チームとして成熟させることで個々の個人戦術を高め、相手の状況に応じて、特徴ある選手の良さを生かして戦う

各カテゴリでの大目標

・「観る/判断する/実行する」このサイクルでプレーできる選手
⇒観る:状況を認知する
⇒判断する:個人戦術(on off)、サッカーの原理原則の理解
⇒実行する:テクニック(蹴る、止める、運ぶ、奪う)の発揮

・U-10
⇒運ぶ、飛ばす、受ける、奪うを意図的にできるような選手

・U-11
⇒運ぶ、飛ばす、受ける、奪うの精度を高める

・U-12
⇒仲間と関わりながら基本の理解をする。
⇒運ぶ、飛ばす、受けるを動きながら精度高く実行する
⇒奪う意識を向上させる
⇒サッカーの仕組みを理解して、判断の基準になる個人戦術を身につけ、個人で表現できる

大会中に指導者が受けたコメント(選手に徹底させたいこと)

・ゴールキックで、サイドに拡がって受けることが基本になっている選手が多い。攻撃時に目指すのはゴールであり、できるだけ前で受けることが正解。どうしてもサイドで受けるしか選択肢がない場合でだけサイドを使う意識を持つ。

・スローインやFKでリスタートを早くする。短いプレー時間を大切にすることと、早くプレーに戻すことでゲーム全体のプレー強度を高めることが狙い

・サッカーの原理原則である「ボール」「ゴール」の状況を把握してプレーを選択しているか。また選択したプレー正確にできているか(テクニック)。

・特にオフの選手が局面を理解して判断しているか。

最後に

特に印象に残ったことが、ゴールキックのときにサイドに拡がって受けることが当たり前になっていたことに自分は気が付いていなかったことです。あまりにも自陣ゴールの近くではセーフティなプレーを選択することが当然であると固定観念があったと認識しました。自陣であってもゴールを目指す基本は変わらないのでまずはゴールを目指すこと。ゴールを目指せないのであれば、次にボールを失わないための選択肢を選ぶことだと考えます。

私としては「選手たちに目指してほしいのは安全なプレーだけではなく、リスクを越えた先にあるゴールを奪える選手」だと自己認識することができました。以降のトレーニングでは意識していきたいと思います。

では