ちの宮川FC U-9練習202105_1
- 2021.05.05
- トレーニング
- コーディネーション, スキャモンの発育曲線, 自主練
バタコーチです。
茅野市を含む諏訪圏の感染警戒レベルが上がり、活動地域内の生徒にも感染者が出るなど、少年団員への感染リスクが高まったと判断されて、4月中旬から活動自粛となっておりました。
その後感染拡大は収まり、団員への感染リスクも下がったと判断して活動再開できました。これからも注視しながら活動していきたいと思います。
ちの宮川FCの3年生の2021年5月第1回の練習のメモです。
参加人数
5月3日(水)
3年:5人
練習テーマ
・自主練について
・親子で体験する
活動自粛中のやり取りで、どのような自主練が良いかなど保護者からの質問がありまして、活動再開の折には親子合同練習として自主練の考え方などを共有したいと考えました。
Trメニュー
保護者への説明
スキャモンの成長曲線
成人に至るまでの成長過程を、神経系/リンパ系/生殖系ごとにグラフにしているものです。選手の対象となる9歳では以下のように考えられます。
・神経系:身体の使い方 ⇒ 9歳までには概ね完成される。様々な動作を覚えるのに最適な時期
・リンパ系:回復力/免疫力 ⇒ 9歳では20歳と同等レベル。12歳頃にピークを迎えて、20歳には9歳レベルまで低下する。
・生殖系:筋力や心肺 ⇒ 2次成長期に心肺を強化し、2次成長期を越えて大人の身体になったら筋力強化が効果的となる。
更に、
・メンタル:思考力 ⇒ 9歳頃に認知判断が伴ってくるため、自分以外の他人との意思疎通ができたり、実際に見なくてもイメージができたりするため、作戦ボードでの説明でも理解できてくる。
このような理論説明を保護者には行い、今は神経系が著しく優秀な時期なので、多種多様な動きを取り入れることが有効であると説明しました。その上で、身体の使い方とそてコーディネーション能力と言い、本日の合同練習ではコーディネーションを意識したメニューを一緒にやることを伝えました。
トレーニング
リズム能力
⇒色々な方向へスキップ / 障害物を乗り越えながら走る など
バランス能力
⇒片足立ちでキャッチボール / 四つん這いになって対角の片手片足を伸ばす / 両手を広げて身体を水平に倒して飛行機のポーズ
変換能力
⇒鬼ごっこ(スキップやケンケンもあり)
反応能力
⇒頭の後ろからボールを投げて見えたら早く追う / 向かい合って一人が指さした方法へ素早くステップ / 後だしジャンケン
連結能力
⇒クロスタッチ / 大きな動作でキャッチボール(足を大きく踏み出して投げる。左右交互)
定位能力
⇒ボールを上に投げてキャッチ / ジャンプキャッチ
識別能力
⇒足元に投げたボールをキックで返す(インステップ/インサイド)ボールをたくさん触れるようにする
運動記憶能力
⇒真似っこ遊び
ゲーム
親子で対決しました。子どもたちの激しい寄せにタジタジでしたね。
総括
・親子で楽しく活動を再開できて良かったです。自主練も目的を持ってやり方を考えることで効果的になると思いますので、保護者に知識をつけてもらい、遊び感覚で一緒に身体を動かしてもらえればありがたいなぁと思いました。
では
-
前の記事
ちの宮川FC U-9練習202104_2 2021.04.12
-
次の記事
ちの宮川FC U-9練習202105_2 2021.05.05