2021年度B級コーチ養成講習会5日目

2021年度B級コーチ養成講習会5日目
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バタコーチです。

6月5日(土)講習5日目です。講義1セッション、インストラクターの指導で実技1セッション、指導実践2セッションでした。

講義:コーチング

サッカー指導教本2020のP104~P108です。ポイントを箇条書きしていきます。

トレーニング全体を観察すること

・選手が楽しめているか、難易度を調整しよう。
・常にゲームに近いインテンシティが保てているか。
・休息とプレー時間のバランスが取れているか。

選手個々を観察すること

・サッカーの目的を理解してプレーしようとしているか
・局面を把握して原理原則に基づいた選択をしようとしているか
・個人戦術の基本を理解して、最適なプレーしようとしているか
・どのようなテクニックの改善が必要か

コーチング方法

・シンクロコーチング
⇒プレーを止めずに指示を与える手法。トレーニングを途切れさせないメリットがあるが、言われている選手以外に伝わりにくい。

・フリーズコーチング
⇒主に改善したいプレーを再現させるために、一度プレーを止めてコーチングする手法。
フリーズ -> 状況の再現 -> コーチング -> リハーサル -> プレー という流れが一般的
コーチングの中で良いデモンストレーションができると改善に結びつきやすい。

・ミーティング
⇒指導者のメッセージを確実に伝えるために効果的。

直接指導と間接指導

・直接指導
⇒選手に対してやるべきことを直接的に伝える方法。サッカーのプレーをする上で選手自身が知らないとできないことや、目指すプレーの基準を明確に示すことが大切。

・間接指導
⇒選手に問いかけることで、選手自身が問題を解決する方法を見つけさせる手法。指導者が問題を解決するための一つの正解を持っていることが必要だが、選手の発想を大切に指導することも必要。選手にとってヒントになるような働き掛けをすることが大切。

コーチングの技法

・ポジティブな働きかけ
⇒うまくいったプレーだけではなく、チャレンジしている姿勢など選手のやろうとしている気持ちを後押しする。

・トライ&エラー
⇒少しずつできないことをできるようにしていく。選手のトライ&エラーを認める姿勢が必要。

・フィードバック
・デモンストレーション
・Q&A
・ガイデッドディスカバリー

振り返り

・ここまで講習生が作成して実践してきたトレーニングを振り返り、反省会を実施しました。私たちグループの一番の反省点はトレーニングで獲得させたいこと、つまり目的がぶれてしまいがち、という点でした。これはTr1、Tr2などのそれぞれのメニューの中でも言えますし、W-up~Gameまでの流れでもぶれがちということです。フリーズではもっと明確に伝えるべきだったし、シンクロでも具体的にできていることを伝えるべきだったと反省しています。

実技 チャレンジ&カバー

インストラクターの指導により、チャレンジ&カバーのトレーニングをプレーヤーとして参加しました。

指導実践 ビルドアップ / 中盤の守備

講習生の発案した指導計画に基づいてトレーニングを実施しました。指導するグループ以外の講習生はプレーヤーとして参加します。

ミーティング

パワーポイントや模造紙で、指導テーマとトレーニングについて5分で説明します。

W-up/Tr1 & 振り返り ⇒ T2/Game & 振り返り

W-up:10分、Tr1:10分 その後振り返りという流れです。振り返りでは、トレーニングで習得させたかったこと、うまくいったこと、できなかったこと、フリーズの内容、シンクロコーチングの内容、コーチの立ち位置、オーガナイズなど、もっと良くするためにどこに改善ポイントがあるのかを、インストラクターが問いかけて、講習生に考えさせるような内容になっていました。

そして、続いてTr2:10分、Game:10分、その後振り返りをしてセッション終了となります。

まとめ

3週間ぶりの講習でしたが、これまでやってきた分析、プランニングの内容が薄れてきていることを感じました。やはり常に意識していないと定着しないので、10月までの期間でより定着できるように復習したいと思います。

では