諏訪トレセン練習会
バタコーチです。
諏訪トレセンの練習会を実施しました。U-10では県トレセンから課題を基にしたテーマが設定されてきまして、今回はそのテーマに沿った練習メニューとなりました。
テーマは「ポゼッション」です。
これまでの県トレセンの練習会などで選手を観察して、簡単にボールをロストしていることが目についたのだと推測されます。確かに諏訪地域の少年サッカーを見ていても、観て判断しているのか疑問符が付くようなプレーが散見され、それが上のステージに行っても変わらない課題になっているのだと感じました。
実際に行ったメニューですが
■3対1(鳥かご)
■セパレートしたコートでの2対1+2対1
■ゲーム
です。
そして、キーファクターはこちらです。
■動きながらのパスコン
■動き出しのタイミング
■サポートの質(角度、距離、タイミング)
■選択肢を持つ(ボールの置き所、身体の向き、観ておく)
実際の練習の中では、遠い足でのファーストタッチの意味を話しました。キーファクターにもある「観ておく」ことと、「身体の向き」に関係してくるのですが、バックパスでもない限り、身体はボールの来る方向ではなく、ゴールの方向を向くことで素早くゴールを目指した動きができるようになります。するとファーストタッチの足は、自然に遠い足になるはずです。ボールを受ける前の身体の向きを意識することで、ボールが来る前に進行方向を観ることができ、ファーストタッチでのボールの置き所などの判断ができるようになります。ファーストタッチでは、事前に前を向いて観ておくことが重要で、この結果として遠い足でのファーストタッチになるのだと考えています。
サポートの質に関しては、パスを出した後の動き出しが鈍く、リターンパスを受けると味方同士の距離が近すぎて、次の選択肢が少なくなっているケースが多く見られました。ボールを持っていないときに距離を作ってパスを受けることは意識しているようですが、自分がボールホルダーになると、パスの後に次にどこに動くかがイメージできていないようです。その結果、2,3本パスを繋ぐと味方同士の距離がだんだんと近づいて、ドリブルをするか縦に大きく出すしかなくなります。
このあたりの課題はまだまだ目立ちますので、選手の頭に残るように声をかけていきたいと思います。
では
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