長野県トレセンスタッフ講習会に参加しました

長野県トレセンスタッフ講習会に参加しました
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バタコーチです。

今日は千曲市サッカー場で実施された、トレセンスタッフ講習会に参加しました。長野県トレセンスタッフと各ブロックトレセンのスタッフで実施したのですが、全体で参加者が10名と少数でした。しかし強化担当の飽田さんの指導をみっちり受けることができましたので良かったです。

実施したメニューは、下記の内容です。
・ムーブメントプレパレーション
・対面パス(10Mくらい)
・トライアングルパス(10Mくらい)
・10M四方のグリッド内での3対1
・4対2
・6対3
・ゲーム

ムーブメントプレパレーション

各コーチも自分自身がきっちりできているのか分からない、という感じでした。始めは2人組でお互いにできているのかチェックして、自分一人でも実施できるようになるといいと思います。ポイントは体幹のズレや捻じれが出てしまっていることをNGとして、厳しく判定してあげること。変なやり方で数をこなしても意味はない、ということが一番忘れてはいけない点だと思います。

対面パス(10Mくらい)

パス練習の基本となる対面パスですが、ポイントは止める蹴るでした。左右どちらの足でも止める蹴るができること。ただ何となく止めるのではなく、足元に止めるのか、ボールを運ぶのか、意図した通りにボールをコントロールすることが求められました。よく足元に止めると次の動きが制限されることから、一歩先にボールを置くような指導が多いと思います(私もよく言っています)が、足元に置くことでも、素早くショートパスを出せること、切り返しが容易になることがメリットとしてあり、意図して足元に止めるのもありだと認識しました。

トライアングルパス(10Mくらい)

3人組でパス交換です。対面パスに角度が付きますので、止める技術に対する難度が増します。これを左右どちらの足でもできるようになることがトレセンで求めれている基準だと認識しました。

10M四方のグリッド内での3対1

トラアングルパスを基本としてDF役が入ることで、判断が必要になります。恐らく諏訪トレセンでも簡単には続かないと思いますし、逆にただパスが続いたとしても、目的とするポイントがきちんとできているのか、プレーに対するコーチの判断が重要だと思います。観ることと判断、身体の向きや動き出し、止める技術など、何に対してコーチングするべきなのかを瞬時に判断する必要があるため、コーチの技量も必要になる練習メニューだと思います。

4対2

グリッドの真ん中をセパレートして、2人ずつの3チームに分かれます。3チームのうち1チームが守備役、他2チームが攻撃役です。これまでの練習のパス&コントロールを基本にして、今度は攻撃方向があります。パスの方向の優先順位が決まってくる中、ボールを失わない判断と技術が必要になります。3対1以上に現象を分析することに対するコーチの手腕が問われますね。

6対3

4対2の発展形です。グリッドの大きさを変えることで、どのような現象を起こすのかをコントロールすることができます。練習開始前に設定した目標を目指すための環境つくりが重要だと感じました。また、守備役が疲れているためのパスが回るようでは練習の成果を期待できませんので、選手の様子をみて適度な休憩をすることも大切だと思いました。

ゲーム

ペナルティエリアの中で5対5+フリーマンでゲームをしました。やっぱりゲームは楽しい!!

 

今回の講習会は、パス&コントロールがテーマでしたね。長野県トレセンで今求められている技術がこれではないでしょうか。止める蹴るの技術はやればやるほどうまくなるものだと思います。逆に現状に満足してしまえば、それ以上の成長は見込めません。選手たちは1cmのズレも許さないくらいに自分に厳しく研鑽していってほしいと思います。

 

では