長野県U-10トレセン交流戦に参加しました

長野県U-10トレセン交流戦に参加しました
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バタコーチです。

今日は、長野県トレセン主催の、U-10トレセン交流会がありました。これは長野県12ブロックあるトレセンと女子トレセン、松本山雅が参加して練習試合をする、というものです。今年はこれで3回目となりますが、今回は8人を諏訪トレセンから選考しました。選考基準は、リーグ戦や南信地区トレセン交流会などのプレーや、また多くのチームに上位トレセンの経験を享受して頂きたいという意図から、なるべく多くのチームから選ぶようにしました。

交流戦ですが、6人制でペナルティエリアをオフサイドラインに設定する(ゴール手前までオフサイドがないため、よりゴールを意識したプレーが期待できる)など、特殊なルールで開催されています。また、今回は県トレセンから下記の通りに通達されました。

・攻撃:奪った後の優先順位は、まずゴールに向かう。周りを観る習慣(ボールを受ける前、ボールの移動中、受けた後、プレーの後)。ONの選手は姿勢を良くする(上体を起こす、ヘッドアップ)

・守備:ボールに近い選手が全力でボールを奪いに行く、間合いを詰めて自由にさせない。コントロールミスや背中を向いている状態などを逃さない。これを踏まえて正しいポジショニングをとること。

諏訪トレセンでは、守備の指摘点(ボールを奪いきる)については、概ね実行できていると感じていましたので、今回は攻撃のテーマについて意識してもらうように「観る・判断する・そのうえでゴールへ向かう」という点について選手たちに話をしました。

試合は4試合行って
 vs北信北 3-1 勝ち
 vs千曲 2-1 勝ち
vs松本 1-4 負け
vs塩筑 2-7 負け
となりました。2連勝できたことや全ての試合で点を取ることができたことは、攻撃をテーマにやってきた中ではよかったところだと思います。

 

今日の解散時に、全選手に一人ずつアドバイスを送っていますので、是非チームに持ち帰って更に成長して帰ってきてくれることを期待したいです。

最後に、県トレセンから下記のプレーに関する共有事項の通達がありましたので、この場で共有させていただきます。

■スローインが正しく行われていないことがある
 やり直しをさせて、U-10のうちに正しいスローインを身につけさせる

■3秒ルールを意識させる
 アウトオブプレー後の再開を速やかに行わせる(OFFの選手へ働きかける)

■守備において、1stディフェンスが全力で奪いに行き、奪いきるように働きかける
 「行け」と言うだけでなく、相手との距離、相手のコントロールミス、背中をむけている、など具体的にティーチングしてあげる。

■GKの前線へのただ蹴りをなくす
 もち蹴りを否定するわけではないが、GKもFPの一人として攻撃の第一歩と考える。ゴールキックでのドリブルスタートOKとする。

<山梨遠征からの課題>
<FP>
■ボールが動いているときの観る習慣化とボールを奪いきる姿勢
■ボールしか見ていない選手が多い。相手やスペースを観ながらプレーしてほしい。
■誰がどの選手をマークしているのか曖昧
■どこが危ない場所なのか、など攻守において常に考えながら周りの状況によって、身体の向きや、立ち位置を判断させたい
■安易に奪いに行って抜かれる場面が多い。足だけでなく身体全体を使ってボールを奪う練習が必要

<GK>
■攻守において効果的にかかわることが要求されている。特に攻撃参加の重要性が増している中でキックやキーパースローの質の改善が求められる
■FPに対し、どこが危ない所なのかコーチングがほとんどない。FPとの連携を図りながらゴールを守る、シュートを打たせない堅実な守備の意識が必要

各チームでの練習を考える際に参考にして頂ければと思います。

では