全日本U-12選手権
バタコーチです。
TVで放送されていました全日本U-12選手権の決勝戦を観ました。ちの宮川FCでも選手に身につけてほしいと感じた点が幾つかありました。改善したほうが良いバッドプレーもいくつか見られましたが、あえて今回は良いと感じたところだけを挙げさせていただきます。良いプレーに着目したほうが楽しいサッカーになると思いますので。
■人任せにしない
⇒ボール周辺のプレーで、特に守備のプレーにおいて寄せる早さがとても良いと思いました。まず自分がボールに寄せる意識がチーム全体に浸透していると感じました。
■守備の役割の理解
⇒上記の通り、ボールに対する寄せの早さが良いのですが、さらに次のプレーに備えたカバーリングも素晴らしいと思いました。試合全体を通して、相手の攻撃がフリーで展開されるシーンがほとんどありませんでした。逆にフリーにしてしまったシーンからの失点がありましたので、フリーでボールを持たせたら即失点というレベルの危機意識をもって守備をする必要があると感じました。
■緊急時にはポジションは関係ない
⇒ゴールを奪う、ゴールを守ることに対し、各選手が最善な選択をする意識を感じました。ディフェンダーでもゴールを狙うし、右サイドのポジションでも、左サイドのスペースをカバーリングします。チーム全体のバランスのためにポジションは有効ですが、それ以上にサッカーにおける目的やプレーの基準があり、それを選手が理解していると感じました。
このあたりはボールを扱う技術は関係ないので、選手が理解できるまで繰り返し指導することができれば、劇的にチームとして成長するのではないかと思いました。そのために指導者が試合の中で改善すべき現象を、選手に理解できる言葉にして伝えることができるようにならないといけないです。まだまだ私は観て、分析して、伝えるの早さ・正確さに劣るので、もっと色々な試合を観るなどして精進したいと思います。
では
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