「日本の選手に一番足りない技術の一つは、ボールをきちんと止めること」を読んで
バタコーチです。
今日は、サカイクの記事「日本の選手に一番足りない技術の一つは、ボールをきちんと止めること」を読んでの感想です。
https://www.sakaiku.jp/series/football_intelligence/2019/013977.html
この中でポイントと感じた個所はこちらです。
ハンドボールなど、手を使う球技では先にボールに触られたが最後、守備側がボールを奪うのはほとんど不可能になっている。サッカーでそれができないのは、足でボールを「掴めない」からだ。
「止めて蹴る」がすべてとは言わないまでも、ほぼすべてではあるかもしれない。
私はトレセンでも選手を見ていますし、幾つかのサッカースクールの練習を見学したことがありますが、練習メニューは、どのスクールでも大差はありませんでした。そして、ちの宮川FCでやっている練習メニューもほとんど違わないということに気が付きました。
では、名門スクールの練習では何が違うのか、ということを考えると、私はその練習メニューで定める基準にあると思います。
ここで言う基準とは、その練習メニューでOKとするプレーとNGとするプレーの判断基準のことです。
対面パスをやるにしても、ボールを止める場所、キックの精度などを、選手のプレーの結果に対し、基準に達しているのかをジャッジしてコーチングしているのと、何となく声掛けしているのでは効果に差が出てくると思います。
例えば、Jリーグの風間監督は、ボールを扱う技術に拘りを持っていて、名古屋に就任した際には、選手にとことん基本のパス練をさせていたそうです。
そのときに選手に求めた基準が、ボールを点でコントロールすること。
プレーの中で、常に足の一点で、ボールの一点を捉えることができること。
これが風間監督のサッカーに求められる基準だと、何かで見た記憶があります。
私は、これを見て、「あのパスサッカーの根底は、一本のパスに対する拘りにあるんだな」と感心しました。
サッカーを知る人であれば、ボールを止める技術が基本であることに疑いはないかと思います。
あと必要なのか、具体的に、どのようにボールを止めることが成功プレーなのかの基準を明確にすることである、と私は考えます。
トレセンレベルでは、更に細かく一つ一つのプレーに基準をもって判断して指導していきたいですね。
では
-
前の記事
上手いけど仲間にキツい子をどう扱えばいい? 相手のことを考える力を身につけさせる指導を教えて を読んで 2019.01.22
-
次の記事
「指導者の質向上のために。JFAが仕掛ける新しい動画サービスの形」を読んで 2019.04.01
コメントを書く