「クラブか部活か中学のサッカー進路どうしよう問題」を読んで
バタコーチです。
今日はサカイクの記事から、クラブか部活か中学のサッカー進路どうしよう問題を読んでの考察になります。
https://www.sakaiku.jp/series/cat_1/2018/013767.html
年末に差し迫り、6年生の子供を持つ保護者の方にとっても、進路について気になる時期ではないでしょうか。今回の記事では、部活とクラブでの比較がテーマになっています。共感できるポイントがいくつかありましたので引用させていただきます。
「子どもが自分で決める」という行為を親は大事にしてあげましょう
これは子育てにおいて、もっとも重要な考え方ではないでしょうか。自分で決めたことに対し失敗や挫折をしても、自分で責任を持つことで次に繋がるかと思いますが、もし親に従って決めたことで失敗したら言い訳ができてしまいます。
進路決めは大人へのステップを進む良い機会ですので、大人は客観的な情報を伝えることだけにして、最終的には子供に決めさせてあげるのが良いと思います。
また、「なぜそこにしたの?」と聞いてみて、子供の考えを整理させてあげることは良いかもしれませんね。
問題は「お金」だと感じます。お母さんはコスパ、コストパフォーマンスを気にされている
これは現実問題としてよく聞く話です。クラブによって様々ですが、部活よりクラブのほうがお金がかかるのは間違いでしょう。コストパフォーマンスを、かかるお金と選手の成長で測ると定義してみます。部活のほうがちゃんと指導してもらえないという先入観がある方もいるかもしれませんが、私が指導者資格を取得したときにも中学校の先生がいましたし、きちんとサッカーを教えるための知識や技術を身につけている顧問の先生は多くなっているという印象です。学校が終わってすぐに練習できる環境はむしろ優れた環境と言えると思います。部活でも十分選手は成長できるという考えです。
しかし、部活の不安点としては、顧問の先生が頻繁に代わってしまうことでしょう。3年間同じ先生に教わることができるかわからないことが一番大きいです。この不安点を除けば、部活のほうがコスパは優れていると感じています。
クラブのほうはそれこそ指導方針も様々なので体験や練習見学をして、自分に合いそうか判断したほうが良いでしょう。
「プロになれるわけでもないのに」とか「そんなにお金かけて」と口に出さなかったとしても、子どもは親の本音を見破ります。多くの親子を見てきましたが、親が根拠もなく抑圧的な思考になるのは、子どもにとってマイナスになる傾向があります。
多くの保護者は自分の子供が将来サッカー選手になれると絶対的に信じていることはないと思います。もしかしたら可能性があるかもしれない。子供の夢であるプロ選手になれるかも。くらいではないでしょうか。しかし子供は、夢を追いかけつつもサッカーが楽しいからやっているかと思います。子供が一番楽しくサッカーをできる環境がどこなのか、という視点で考えてもらえれば良いかと思います。プロになれるかどうかは、その後についてくるものです。まずは全力で楽しんでもらいましょう。
では
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