藤代圭一さん「サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本」講演会に参加しました

藤代圭一さん「サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本」講演会に参加しました
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バタコーチです。

藤代圭一さん「サッカー大好きな子どもが勉強も好きになる本」講演会に参加しました。初見の参加者同士がチームになって色々な質問に対応していくような形式で進みました。今回は講習会の中で私の心に残ったところをご紹介したいと思います。

選手たちに目的を持たせるために

練習や試合など、子供たちに頑張れと促したところで、中々きちんと目的意識をもって望むような子供は少ないと思います。そこで練習や試合を始める前に選手たちにかける声が「この練習(試合)が終わったときに、君たちはどうなっていたら最高だろう?」といったものです。選手自身に終わったあとの状態をイメージさせることで、練習の中でも集中させる効果がありそうだと感じました。また練習中に「今日はどんな風になりたいと思っていたっけ?」と声をかけるだけで引き締めることもできそうです。

より良いサイクルを回すために

チームにおいて、良いサイクルと悪いサイクルがあります。悪い例で行くと、
・チームが試合に勝てない
・味方選手の悪いところに目が行く
・どうせ〇〇だからと悪い考えや他人を責める声掛けが増える
・やる気がでない
・また試合に勝てない
このように、結果⇒関係性⇒思考⇒行動⇒結果のサイクルおいて、行動に着目して注意しがちです。「他人を責めるような声掛けはダメ!」などですね。しかしこれでは、その前段階の「思考」がネガティブなままなので、すぐに元のネガティブな行動に戻ってしまいます。そこで手を入れるべきは「関係性」の部分という考え方です。チームの選手の関係性を良くすることを重視し、その結果として最終的に試合に勝てるようになる、というアプローチです。講習会では、自分のうまくいっていることを挙げて、それをチームメンバーが褒めて拍手するということをやりました。これによりチームメンバー間の距離がぐっと近づいた感じがありました。子供たちにも、試合後のミーティングで他の選手の良かったところを言い合うような話し合いをさせるような試みをしてみたいと思いました。

人はそれほど、他人の話を聞いていない

チームメンバーの好きなことを挙げてもらい、それを聞いたあと「今聞いたことをすべて話してください」と言われました。しかし私は挙げられた内容の半分くらいしか挙げることができませんでした。真剣に聞いているつもりでもきちんと頭に入っていなかったことが露わになったということです。つまり、人の話を真剣に受け止めるには覚悟が必要で、信頼関係がないとコミュニケーションに支障が出ると実感しました。子供に話をするときや子供の話を聞くときに、相手をリスペクトして一人の人間として対話をしていきたいと改めて思いました。

アイデアを引き出す質問

もし、誰かが遅刻して「どうして遅刻したの?」と聞けば恐らく言い訳が返ってくるでしょう。ではどのように質問すれば生産的な返事が期待できるのか。それがHOWの質問です。「どうすれば良かったと思う?」という聞き方ですね。この聞き方をする前に、聞く相手に状況を理解してもらう必要があると感じました。現状の問題点を共有したあとに、その問題を解決するために「どうすれば良かったと思う?」と聞くことで、アイデアを引き出す手法です。

やる気スイッチを押す

人のやる気はどこから生まれるのか、ということについてお話がありました。結論を言うと「人は自分で決めて行動するときにやる気が出る」ということです。誰かに言われると私もそうですが、ちょっとへこみます。つまりやる気が減っていきます。誰かにやる気を出させるにはその相手に決めさせることが必要ということですね。

ざっくりの私なりの理解を記載させて頂きました。興味のある方はリンクからご購入して頂き読んでみては如何でしょうか?
では